新型コロナウイルス感染症の流行は、企業を事業継続の危機にさらすとともに、我が国においてデジタル化の重要性を再認識させた。
第 2-2-1 図は、感染症流行前後のデジタル化に対する意識の変化を示したものである。これを見ると、全産業では、感染症流行後において「事業方針上の優先順位は高い」若しくは「事業方針上の優先順位はやや高い」と回答する割合が6割を超えている。いずれの業種においても感染症流行後、デジタル化の事業方針における優先順位が流行前に比べて高くなっており、感染症の流行がデジタル化の重要性を再認識させる一つの契機となっている。
中小規模製造業の目指す姿として

感染症流行前後のデジタル化に向けた取組の変化
.クラウドサービスの導入状況、今後の利用方針:クラウドサービスの導入状況は「グループウェア」におけるクラウドサービスの導入率が半数以上と最も高く、次いで「情報管理」、「コミュニケーション」関連のクラウドサービスの導入率が高くなっている。他方で、全体的に見ると、総じてクラウドサービスの利用は進んでいないことが分かる。
まとめから、既存の事業の強みをいかし、販路開拓や新事業創出に取り組むことが重要といえよう。また、事業者間連携や支援機関の活用の事例に見られるように、自社に不足する部分を外部の事業者や支援機関を活用して補っていくことの重要性も示唆された。
感染予防意識の高まり
移動範囲の縮小
オンラインツール利用の増加
感染症流行を踏まえた事業の見直しと対応
ITは使用して当たり前、最近はAI・IOTという利用方法も出てきましたが、中小企業・小規模企業においては、会計処理をやっと導入するという感じを持っています。昨年は 間接業務の(「財務・会計」、在庫管理」、「給与管理・勤怠管理」、「受発注」、「顧客管理」)IT利用についてまとめられていましたが、中小企業白書では、第3部・第1章・第1節 3つの経済・社会の構造変化における「デジタル化」において、状況説明をしていますが、小規模企業白書においては触れていません。
小規模企業がIT化行う手掛かりは右側の 「情報処理を理解する」から適宜なページを御覧下さい。
左記詳細は、上記の各白書をご覧ください