A.一般的いわれる情報処理とは
- 情報を収集、整理、分析し、必要な情報を得るためのプロセスである。情報処理は、人間が情報を収集、分析する能力を補完するために、機械やコンピュータを使った処理を行うことが多い。具体的には、データ入力、データ処理、データ出力などが挙げられる。
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情報処理において、データ入力は、情報をコンピュータに入力することである。入力されたデータは、コンピュータが処理可能な形式に変換される。例えば、文字データはコンピュータが理解できる2進数の形式に変換される。
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データ処理は、入力されたデータを処理することである。処理の種類には、検索、並び替え、統計処理、分析処理などがある。処理されたデータは、必要に応じて出力される。
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データ出力は、処理されたデータを出力することである。出力先には、画面、プリンター、ファイルなどがある。出力されたデータは、必要に応じて保存することができる。
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情報処理には、高度な技術が必要な場合もあるが、一般的な情報処理は、一般的なアプリケーションソフトウェアを使用して行われることが多い。例えば、ワープロソフトやスプレッドシートソフトなどが挙げられる。また、クラウドサービスを使用することで、複数人で情報を共有し、協働作業を行うこともできる。
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情報処理は、ビジネスや学術研究、個人の生活など、あらゆる場面で重要な役割を果たしている。情報を正確かつ迅速に処理することで、意思決定のスピードアップや業務の効率化、問題解決の迅速化などが可能になる。
と言われています。
B.情報処理は常にあなたは行っています
「情報処理」は以上のように捉えられていますが、難しく考えることはなく、日常生活で日々知らず知らずのうちに行っています。
日々、新聞・雑誌・テレビなどを見ない方はいないと思いますが、それらから得る情報(ニュース・広告など)をみて、生活を営んでいることが、「情報処理」を行っていることです。
もっと、簡単にいえば、“主婦が新聞の折り込み広告を見て、その日の買い物を行う”、この行動が「情報処理」なのです。
以上は、40年以上情報処理業として、1000以上のユーザーと接触してきた弊社の持論です。
C.企業(大きさによらない)における情報処理は
企業に置き換えて考えてみると、「業務を効率化したい」「残業時間を減らしたい」と考えている企業は多くても、「どうすればいいのか?」という悩みに突き当たり、具体的な一歩には踏み出しづらいケースがある。業務改善の難しさはもちろん、スキルの偏りから属人的になってしまっている作業、その会社ならではの業務慣習、など、固定概念からはなかなか抜け出せないものだ。資料のチェックや提案は紙でないと、といったように「ペーパーレス」ですら難しい状況ですが。
企業の「情報処理」とは、情報の発信・取得・加工を行いより付加価値の高い情報を新たに生み出し、さらに、それらの情報を活用することが重要です。
弊社では、最上段に表示しています
「業務改革:業務フローで業務の可視化を第一に考えています、これは、まず自社の情報と情報の流れを整理・把握して「情報処理」を行うことをお客様にお勧めしております。
最近は「情報処理」ではなく「情報化」という言葉がよく使われていますが、「情報処理」と「情報化」はどのように異なるのか・・・?段々、切り分けが難しくなりますが、「情報処理」と「情報化」は同等と考えたほうがスッキリします。
ちなみに、「情報化」とは、“情報を収集・処理・伝達することによって社会や経済が発展していくことを指します。具体的には、情報技術の発展や情報処理能力の向上によって、情報をより効率的に扱えるようになり、ビジネスや行政などの分野での意思決定や問題解決が改善され、社会全体の発展につながっていきます。 情報化は、どのようにこれを実現するかは問うていない。コミュニケーションを円滑にするための定例会議、提案制度、「ほうれんそう(報告、連絡、相談)」の励行、組織のフラット化など、種々の手段が考えられる。”といわれることが多い。
下段に「情報処理」に関する切り口を変えて、
当サイトで作成したページの
数々です、これと思うページをご覧ください。
政府が提案した「働き方改革」においては、「IT」を使用することで実勢できる事は多々あります。
「IT」という言葉の一般的な受け取り方は「IT」=コンピュータ処理ということのようです。
企業においては「IT」化、デジタル化ということで、各業務(生産管理、経理、給与・・・)においてコンピュータ処理を導入することが多いですが、これは単に業務の機械化・コンピュータ処理にしただけです。何度も書きますがコンピュータ処理を行う前に
各業務を分析して(業務フロー作成)、どのように毎日発生する情報を、どのような処理を行えば自社の発展が行えるかを考えることが必要です。各業務を分析する事で無駄な作業(工数削減)を省き、残業もなくなり、効率の良い業務が行えるようになります。
上図の意味を理解していただきたい、「情報はとどまってはいけないのです」、部署から部署へスムースに伝達されなければなりません。情報処理を正しく行うには業務の可視化が必要になります。
“・・・の見える化”
という言葉は情報を整理してわかりやすい情報を表示し、その情報を理解し次のステップにすすむという事です(利害関係の掌握)。社員のモチベーションを高めて、労働生産性を向上させるために必要なのは、形式的な「建前」から脱却し、上司と部下が腹を割って話し合える組織風土を築き、そして、業務分析を行い
「IT導入補助金」
を使用して「デジタル化」化を行いましょう。
自社内がスッキリできても受注(お客様)が無ければ企業は立ちゆかないのは、どの企業においても重要です、受注/お客様(販路開拓・顧客獲得)は常に課題となりますが、
自社HPやSNSを利用して販路開拓・顧客獲得を図ることを検討しましょう。
テレワークを活用した働き方改革とは
- 企業のメリット
- 人材の確保や離職の抑制だけでなく、業務プロセスの革新や事業運営コストの削減、さらに非常時の事業継続性の確保(BCP)が考えられます。また、企業ブランドや企業イメージの向上といった側面でも期待されています。
- 従業員のメリット
- 育児・家事・介護と仕事の両立により、ワーク・ライフ・バランスが改善されます。また、業務プロセスの整理・改善により、残業の抑制や労働時間の短縮にも繋がります。
C.情報処理 実例(運送業)
- お客様からの注文を電話やFAXで受注
- 受注情報を予定表(=運行管理表)に手書きで記載し、これを元に陸送代行を実施。
- 予定表を元に毎日、請書(実施報告)をデータ作成し、お客様にデータ等で送付。
- 月次では、毎月請求書を発行している(全体で約100通となり、顧客毎に締め日が違う)のですが、営業所ごとに”案件明細を手入力”しています。
- ドライバー毎に報酬配分をするための支払明細を作成する
- 請求書と支払明細情報を集計・チェックし、会計ソフトに入力し会計事務所に送付して試算表や決算に使用。
上記の課題
3,4,5も細かい作業で、事務担当が入力しますが社長もチェックしないといけません。また6では、
社長の毎月の作業は10時間ほどになり、営業や事業活動にも影響しています。2で予定表を作る時点で電子化すれば事務作業を効率化出来ると思慮していますが、複数人で運行管理(予定表作成)をしていることや顧客(営業所ごと)向けの請求書や請求書、支払明細、会計ソフトに入力するための集計をいかに効率化するかが課題です。
上記の解決策:デジタル化を検討
- FAX受注の内容は、スキャン(プリンター、あるいはFAXを利用する)してデジタルデータに変換(テキスト:txt):データ1とする。
- データ1をExcelで入力する:人力工数と人的ミス削減効果があります。:データ2とする。
- 顧客コード、営業所コードをデータ2に付加します。
- データ2をCSVファイルに変換して会計ソフトにインポートする(Excel使い道1:CSVファイルを使用するを参照して下さい):人力工数と人的ミス削減の効果があります。
- 以上で人力工数と人的ミスは半減します。
情報処理とDXの違い
❝情報処理とDXの違い❞について聞かれたり、質問がきますので情報処理とDXの違いについて資料を作成しましたので、
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「NOTE」に情報処理に関して投稿した記事;現在38本をマガジン:(下記をクリック)としてまとめましたご覧ください。
すべての行動は情報処理からを。
意外と問題視されていない、業務の申し送り。
申し送りとは、担当者が変わってもその後の業務が滞りなく進むように行う担当者同士の「情報共有」です。
一方、引き継ぎとは、ある担当者の一定の業務範囲を別の担当者に移行することをいいます。