青色申告者は、原則として正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)により 記帳を行わなければなりませんが、 現金出納帳を中心とした「簡易帳簿」(簡易簿記)によることもできます。 簡易帳簿は、「現金出納帳」「簡易帳簿は、「現金出納帳」「売掛帳」「買掛帳」「経費帳」「固定資産台帳」の5冊からなって います。 簡易帳簿による人であってもこれらの帳簿のほかに、預金・手形・元入金・その他の債権債務 について記帳し、 ETAXを行う事ことにより、65万円の青色申告特別控除を受けることができます。 複式簿記では売上が現金で発生した場合は、「借方」に現金、「貸方」に売上をとして記帳します・・・と言われても何のことやらと思う方もいると思います。税理士・会計士などから、会計業務的言葉を羅列されて説明されても解らない方の為に作成しました。 まずは、商売をしている以上、会社員とは違うお金の動きがあるはずです、ゆえに、個人事業主は、お金の動きを正確に決められた帳票に記述することが義務付けられています。このことを「記帳」といいます。
図―1
図―1におけるデータ入力は、BからDのお金の動きを記述するのは、「現金出納帳」といい、CからDのお金の動きを記述するのは、「普通預金出納帳」といいます。「現金出納帳」と「普通預金出納帳」の入力を行うのはメニュー画面の「帳簿入力」から「現金出納帳」あるいは「普通預金出納帳」を選択します。
上記以外のお金の動きがある場合は「仕訳帳入力」などで行います。
そのほかに、「売上金」がnか月後に入金される方は請求日に「売掛金」として、仕入を後日払いにした場合は「買掛金」として入力して下さい。(下図、「帳簿入力」にあります)
図―2
●「普通預金出納帳」は預金通帳を基に入力します。残高は自動計算されますが、預金通帳と等しくなければなりません。 ●「現金出納帳」はレシートなどを基に入力します。 ●上図を見て解るように、「経費帳」というのは無く、経費の動きを入力するのは「預金出納帳」あるいは「普通現金出納帳」を使用します。 ●事業主収入という勘定科目(合計項目)なく、A-Dの残額が事業主収入となり、事業主収入額で確定申告を行います。
図―3
「現金出納帳」あるいは「普通預金出納帳」の入力画面は同等です(上図は「普通預金出納帳」です)
左図で“勘定科目”を“合計項目”と捉えると一般的用語として理解できると思います。“摘要”には勘定科目だけでは解りずらいので、コメント的文言を入力します、例えば、勘定科目を“消耗品費(709)”とした場合、“事務用品・ノート”などとします。「現金出納帳」あるいは「預金出納帳」の入力方法が理解できれば80%の入力は行えます。その他の仕訳などについては、例えば「預金出納帳」の左上にある“ヘルプ(H)”をクリックすると、操作マニュアルなどのリストがドロップダウウンされますので、妥当なものを選んで参考にして下さい。
会計が不得手な方によくみられるのが、勘定科目“事業主借(280)”と“事業主貸(191)”の使い方に誤りが多いようです、又、現金の仕訳(記帳)について誤りが多いようですので下図を参考にして下さい。
図―4
図―4参照。
“売掛金”と“買替金”は「仕訳帳入力」で、あるいは、売掛金が入金された時は、「普通預金出納帳」で、 買掛金が引き落とされた時は、されたときは「普通預金出納帳」で入力出来ますが、「帳簿入力」から「売掛帳」、「買掛帳」を選択して入力すると増減額見えて(図ー5参照)未入金・未払い・入力漏れ・間違いなどが防げます。
売掛金・買掛金の動きは下図の様になります。
図―5
下図は、「ブルーリターンA」説明書:操作マニュアル資料編から図―6
図―7
経費の決済にクレジットカードを使う事業主の方は多いのではないでしょうか。クレジットカードで経費を購入
た場合は、クレジットカードの引き落としは2か月後となるため「買掛金」として入力します。銀行から日落とされた日に「買掛金」が引き落とされたように入力します。私的に利用した分は「事業主借」とします。
<例>
銀行通帳に[〷カード 引き落とし5634円]と記帳されていた場合
カード会社の明細を確認(最近はWEB上確認できます)。
図―8
図―9
この画面で、ジュースを入力する。
図―10
ブルーリタンーAの入力方法についてお手伝い致します 下さい。
インボイス制度が理解できない、電子帳簿保存法が理解できない、など請求書など困っていませんか?インボイス制度と電子帳簿保存法は帳票のデジタル化に影響しています。
図―11 伝票風
図―12 一般的(横長)
給与明細書Excel仕様書IT導入補助金が理解できていない。IT導入補助金の利用方法がわからない。どこに相談し良いか分からない、など困っていませんか?