定年を考える定年を考える(健康で楽しく暮らすことを考えてみる)

定年を考える
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会社人間だった方の定年後のキーワードは “生活費、健康、生きがい”のように言われています。これらを考え直してみましょう

少子高齢化が急速に進展し人口が減少する中で、経済社会の活力を維持するため、働く意欲がある高年齢者がその能力を十分に発揮できるよう、高年齢者が活躍できる環境の整備を目的として、 「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)の一部が改正され、令和3年4月1日から施行されました。 高年齢者雇用安定法

定年を迎えると、次に掲げる事例のように、それまでとは生活環境が大きく変わります。これらの変化への対応は一朝一夕 にはできません。今から様々な変化を想定し、家族、特に配偶者と相談してそれらへの対応を考えておくことが大切です。

 高齢者世帯の所得

令和6年版高齢社会白書(全体版) 1 就業・所得より抜粋 高齢者世帯の所得はその他の世帯平均と比べて低い 高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯)の平均所得金額(令和3年の1年間の所得)は318.3万円で、その他の世帯(669.5万円)の約5割となっている。 なお、等価可処分所得(注4)を平均金額で見ると、高齢者世帯は226万円となっており、その他の世帯(327.7万円)の約7割となっている(下表)。
(注4)等価可処分所得とは、世帯人員数の違いを調整するため、世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割った所得。生活水準を考えた場合、世帯人員数が少ない方が、生活コストが割高になることを考慮したもの。なお、世帯の可処分所得とは、世帯収入から税金・社会保険料等を除いたいわゆる手取り収入である。

区分平均所得金額(平均世帯人員)平均等価可処分所得金額
高齢者世帯318.3万円
(1.54)
226.0万円
その他の世帯669.5万円(2.73)327.7万円
全世帯545.7万円(2.32)299.9万円
資料:厚生労働省「国民生活基礎調査」(令和4年)(同調査における令和3(2021)年1年間の所得)
(注1)高齢者世帯とは、65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯をいう。
(注2)その他の世帯とは、全世帯から高齢者世帯と母子世帯を除いた世帯をいう。
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