太陽光発電を設置する住宅が増えるにつれ、設置後のトラブルが増えています。
業者選びの重要なポイントは3種類。
1.価格
信頼できる業者かどうか簡単に判断する方法 価格については、高すぎてはもちろんだめですが、安すぎるのも不安です。実際、実績のない新規参入業者が実績欲しさに安売りする場合や、価格は安いが必要な工事を省いていたり性能が不十分な安い部材を使用していたりするケースもあります。
2.施工の信頼性
太陽光発電は施工が命といっても過言ではありません。屋根というところは雨・風・日光(紫外線)に365日、常にさらされています。夏場など屋根の上は70℃以上になることもあります。過酷な自然から大切な家を守る重要な役割を担っているのが屋根なのです。そんな大事な場所に工事を施すのですから、繊細な気配りが欠かせません。
例えば、ビス1本打つにしても緩すぎず締めすぎずといった「加減」が必要です。締めすぎたために雨漏りしてしまうということもあるのです。もちろん施主さんは屋根の上の工事の一部始終を監視しているわけにいきませんから、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
3.アフターフォロー
アフターフォローがきちんとできることも重要です。一般的に「太陽光発電はアフターが不要」と思われているフシもありますが、現実には、さまざまな予期せぬトラブルが起こり得ます。特に太陽光発電システムは、その耐久年数が長いですから、その長い間には何かしらのトラブル、またトラブルにまで至らずとも、何かしら相談事が発生すると思ったほうがいいでしょう。そんなときに気軽に相談に乗ってくれる業者でなければなりません。この安心感はお金では測れません。
* 比較的簡単な判断法の一つとして。
それは契約前に現地調査して設置の図面を書いてくれるかどうかです。事前に図面を書かないところは設計や工事を自社でやっていない、もしくは工事に詳しくないということです。事前にしっかり現地調査して設計プランもいくつか自由度があるようなら、比較的安心できるとみていいでしょう。
また、営業マンが当該工事に対して設計の意図、内容について詳しく説明できるかどうかといったこともチェックポイントです。検討の際は最初から一つの業者に絞らず、いくつかの業者から話を聞き、最も信頼できそうなところを選ぶということも必要でしょう
経済産業省では、「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という政府目標の達成に向け、課題と対応策を整理した「ZEHロードマップ」を関係省庁等と共に策定(2015年12月)し、当該ロードマップに基づき普及に向けた取り組みを行っています。
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。
平成30年度においては、環境省、経済産業省、国土交通省が連携し、引き続き供給を促進すべきZEH(注文住宅、低層・中層集合住宅)、将来の更なる普及に向けて供給を促進すべき
ZEH(ZEH+、建売住宅、高層集合住宅)、中小工務店が連携して建築するZEH(ZEHの施工経験が乏しい事業者に対する優遇)の促進支援を進めていくことになりました
【一般的なシステム構成】
概要見積もり |
内容 | 金額(想定値) |
太陽電池モジュール(3.5kWシステム)72,000円×20枚 | 1,440,000円 |
パワーコンディショナー | 250,000円 |
発電モニター | 50,000円 |
リモコン・ケーブル・その他 | 20,000円 |
設置架台 | 150,000円 |
架台工事費 | 100,000円 |
太陽電池モジュール設置工事費 | 200,000円 |
電気配線工事費 | 160,000円 |
値引き額(業者による) | △?円 |
ZEHの補助金 | △60,000円? |