「G-SHOCK」貫くタフ哲学 世界商品になれた理由・・・「狂わない」を裏付ける電波受信機能も高めた。防塵・防泥のマッドレジスト構造を備え、5局受信機能、大容量ソーラーも詰め込んだ「MUDMAN」(2006年)の登場は当時の技術の粋を集めたものだ。 頑丈で軽いチタンの採用は新時代の「タフ」を象徴する。2000年代には「本体そのものを強くする取り組みが進んだ」(上間氏)。2007年の「GULFMAN」では外気に触れるすべてのメタルパーツにチタンを使用。さびを寄せ付けないボディーに仕上げた。 「四十にして惑わず」というが、40歳を過ぎてもG-SHOCKにぶれや迷いは見えない。腕時計の世界に初めて持ち込んだ「タフ」の哲学を軸に据えて、独自のブランドイメージを打ち立てた。かつては電卓メーカーのイメージが強く、腕時計分野では後発だったカシオ計算機から生まれたG-SHOCKは今や世界で最も名の通った日本ブランドの一つになった。
樹脂の採用や中空構造の考案によって、「G-SHOCK」は腕時計の「居場所」を格段に広げた。納得しやすい価格設定は顧客を分厚くした。誰もがどこでも正確な時刻を知ることができるようになったという意味では「時の民主化」とすら呼べるかもしれない。「G(重力)」に逆らうと決めたイノベーションは40年を超えた今もショックを与え続けている。
腕時計にタフネスという新たな概念を築き上げたG-SHOCK。スポーツ、ファッション、ストリート、あらゆるスタイルに。G-SHOCK公式サイトでは最新情報や限定モデルをご覧いただき、ご購入いただけます。
Produced by暮らしの情報満載モール