技術だけでなく、人間関係やプロジェクトの進め方にも注力することが、良いエンジニアであるための鍵と言えますね。
ただし、これらの特徴は全てのITエンジニアに当てはまるわけではありません。個人によって、またプロジェクトの状況によっても異なるため、一概に良いエンジニアとダメなエンジニアを区別することはできません。
私もITエンジニア(情報処理技術者)として50年以上を経過しましたが、最近はマスコミでも取り上げられている、システムの不具合を考えさせられますが、システムの不具合は設計時点で発生しています。・・・さて本題ですが良いITエンジニア,ダメなITエンジニアの判断は、面接のように、ある程度の質問や一目見てすぐに判るというわけではないが、下図は思考過程をとらえてまとめたものです。
左側はダメなITエンジニアの思考過程、右側は良いITエンジニアの概念を表記したものです、この考え方は30年以上の前のもので、若い方に指導した時の資料をまとめたものですが、良いITエンジニアになる思考過程は変わらないと思っています。
システムを売り込みに来る営業マンなどの受け答えなどを参考にしてみると、良いITエンジニア,ダメなITエンジニアの理解できると思いますが、如何ですか?最低限のカタカナ語の使用は避けられないがカタカナ語を多用するITエンジニアは避けた方が良いです。
前項ではITエンジニアと記述したが、ここではSE(システムエンジニア:System Engineer)の考えを提示します。
*SEは顧客の要求から仕様を決定し、大まかな設計をするまでの情報システム開発における上流工程を担当します。その際、予算や人員、進捗管理などのマネジメント業務を行えるものとする。
「SEが考えていることは常に正しい」。という資料を紹介します
概要:この発言を聞いたのは20年半ほど前だが今でも記憶に残っている。
SE とはシステムズエンジニアを指し、情報システムの企画、設計、開発、運用にかかわるすべての人を指す。
企業の情報システム部門やシステム子会社にいるSE、メーカーやソフトハウスなどIT企業にいるSE、組織に
属さずコンサルタントなどをしているSE、すべて含む。
「SEが考えていることは常に正しい」とすると、「正しくないことを考えている人」がいるはずだ。
それは「ビジネス側の人たち」である。情報システムを利用する人たちと言い換えてもよい。経営者、事業
部門の長や部員、管理部門の長や部員、関連会社や取引先の経営者や社員、すべて含む。
SE が情報システムを企画、設計、開発、運用していこうとすると、ビジネス側の人たちと意見が衝突するこ
とが往々にしてある。