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インテルCPUのシリーズ一覧

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CPUとは?

CPU(Central Processing Unit)はプロセッサーとも呼ばれ、パソコンの制御や演算処理などを行うパーツです。CPUの性能はパソコンの処理速度に直結するため、パソコンを購入する際に重要視される部品でもあります。

CPUの性能は、カタログやメーカーのWebサイトに記載されているクロック周波数やコア数と呼ばれる数字から、大まかに把握することができます。
最新のインテルCPU、第12世代Coreシリーズ

●「Pコア」と「Eコア」の2種類を使い分け
図1 第12世代Coreシリーズは「Pコア」「Eコア」と呼ぶ2種類のCPUコアを搭載したことで話題となった。高性能なPコアと省電力性に優れたEコアを使い分け、高性能と省電力を両立させる(出所:インテルの報道資料)

Core iシリーズ
インテルCPUの中でも最も広く使われているのがCore iシリーズです。Core iシリーズは廉価版のi3、中位版のi5、上位版のi7、最上位版のi9と、さらに細分化されています。

幅広いパソコンで使用されているCore i5は、簡単な画像編集やマルチタスクなど、複雑な用途でも使用できる性能を備えています。ゲームや動画編集など、パソコンに高負荷がかかる重い処理には、上位版のi7以上のシリーズが最適です。

Celeron
Celeronは、省電力・低価格が魅力のCPUです。しかし、性能はCore iシリーズに比べるとかなり劣るため、多くのアプリを同時に動かしたり複雑な作業をしたりする用途には向いていません。

インターネット閲覧や文書作成などの簡単な作業、「軽いアプリを1種類しか使わない」など、単一の作業を行うパソコンに適しています。

Pentium
低価格ながらCeleronよりも性能を高めたCPUがPentiumです。Core iシリーズとCeleronの間に位置し、性能と価格のバランスや省電力性能を重視するパソコン、2in1PCなどに採用されています。

Pentiumにも、簡単な事務作業などに最適なものや、オンライン会議などの用途にも使えるものなど、性能の異なる複数の製品がラインナップされています。

*インテルCPUの世代の見方
インテルCPUはシリーズだけでなく、登場時期によって世代も分けられています。基本的には、同一シリーズの場合は世代が新しいほどコア数が増えるなど、性能も高くなると考えて問題ありません。

インテルCPUでは、シリーズ名の後に記載された数字(プロセッサナンバー)の、先頭の1桁ないし2桁の数字が世代を表しています。たとえばCore i7-4770の場合は第4世代、Core i7-11700の場合は第11世代と判断できます。見かけることはまれですが、Core i7-840など、後ろの数字が3桁の場合は第1世代です。

*末尾のアルファベットの意味
インテルのCPUには、プロセッサナンバーの末尾にKやT、Fなどのアルファベットが記載されている場合があります。このアルファベットはCPUのカテゴリを表す記号です。

たとえば、Kの場合はオーバークロック対応、Tの場合は省電力版であることを示しています。Fは内蔵GPU非搭載のモデルを表す記号です。末尾がFのCPUを購入する際は、別途グラフィックボードを用意しないと映像出力が行えないため注意しましょう。

インテルCPU それぞれの特長をご紹介します。

Core i9-11900シリーズ
Core iシリーズ最上位のi9で、最新の11世代(Rocket Lake-S)にあたるCPUです。8コア16スレッドで、複数の処理を行っても快適にパソコンを使えます。処理速度を示すベースクロック周波数は、11900KFが3.50GHz、11900Fが2.50GHzとなっています。11900KFはオーバークロックに対応しています。

いずれの製品もプロセッサナンバーの末尾FのCPUで、グラフィックボードがないと映像出力が行えない点に注意しましょう。

Core i7-11700シリーズ
Core iシリーズ上位にあたるi7で、最新11世代のCPUです。i9-11900シリーズと同じく、8コア16スレッドを搭載しています。ベースクロック周波数は11700KFと11700Kが3.60GHz、11700が2.50GHzです。11700Kと11700に関しては、内蔵GPUである「Intel UHD Graphics 750」を搭載しています。
Core i5-11400
Core i5シリーズの第11世代CPUで6コア12スレッド、ベースクロック周波数は2.60GHzです。内蔵GPUとして、「Intel UHD Graphics 730」を搭載しています。
Core i7-10700K
i7シリーズの第10世代(Comet Lake-S)にあたり、8コア16スレッド、ベースクロック周波数3.80GHzと、11世代にも劣らない高性能なCPUです。最大放熱量を示すTDP(熱設計電力)は95Wで、内蔵GPUは「Intel UHD Graphics 630」が搭載されています。
Core i5-10400シリーズ
i5シリーズの第10世代CPUで、グラフィックボードが別途必要になる10400Fと、内蔵GPU「Intel UHD Graphics 630」を搭載する10400の2種類から選べます。いずれの製品も基本性能は6コア12スレッド、ベースクロック周波数は2.90GHzです。
Core i3-10105シリーズ
i3シリーズの第10世代CPUで、4コア8スレッド、ベースクロック周波数は3.70GHzと高い処理能力が特長です。内蔵GPU非搭載の10105Fと、内蔵GPU「Intel UHD Graphics 630」を搭載した10105があります。
Celeron G5905
省電力、低価格が魅力のCeleronの最新モデルです。2コア2スレッド、ベースクロック周波数3.50Ghzと他のCPUに比べて性能は控えめですが、TDPは58Wしかなく、最大放熱量が低いという魅力を備えています。




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