65歳で「高齢者」とか「お年寄り」はNG
日経ビジネスオンライン メール 「老人」とは呼ばれたくない!?
高齢者が「こう呼ばれたい呼称」の第1位は…という記事から抜粋。
現代は65歳で「高齢者」とか「お年寄り」なんて言ったら怒られるでしょう。
「年寄り」という言葉は、吉田兼好の徒然草(鎌倉時代の末期)に登場するほど古い言葉です。室町幕府や江戸幕府では「役職名」を表すこともありました。現在でも大相撲の親方のことを「年寄(としより)」と言います。役職名としての「年寄」も、現役の言葉であると言えそうです。
また「老人」という言葉は、平安初期に編さんされた史書である続日本紀(しょくにほんぎ)にも登場します。読みは「ろうじん」「おいひと」「おいびと」などのバリエーションがありました。もちろん現在は「ろうじん」という読みが定まっています。
「おじいさん」「おばあさん」も一般的な呼称の一つ。原型は「爺(じじ)」です。この爺(じじ)という語形が、爺(じい)、じじい、(お)じいさん、(お)じいちゃんなどのバリエーションを生みました。もちろん婆(ばば)でも同様のバリエーションが存在します。もっとも、以上の呼称は祖父や祖母を表す場合にも使用するので「高齢者全体を総称」するのには、不都合な場合もあります。・・・
ただ、後期高齢者制度というのも、失礼な言葉では?今年から高齢者医療制度として「25年度廃止」を掲げていたが、これを事実上棚上げするようです。