多肉植物
多肉植物は、葉、茎または根の内部の柔組織に水を貯蔵している植物の総称である。砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多い。多肉植物のうちで、サボテン科が非常に種類の多いグループであるため、一般に園芸業界では「サボテン」とそれ以外の「多肉植物」とに分けて呼ばれることが多い。
多肉植物の育て方
まずは最適な植木鉢は?鉢底に穴が空いている鉢が最適で、水の管理がしやすく、蒸れにくいからです
枯らさない育て方のコツは、多肉植物を育てる場所は、もともと暖かくて乾燥した土地で生まれた植物だから、日光が大好きです。
けれど、真夏の直射日光は苦手なので、屋内・屋外どちらで育てるにしても「適度に日が当たる、風通しの良い場所」で育てましょう。。
育てる環境に合った多肉植物を選ぶ
- 屋内で育てるなら、弱い光量でもすくすく育つ品種
- ほとんどの多肉植物は、窓際に置けば屋内でも育てることができるけれど、屋内管理の場合、日照時間と、照度(明るさ)がどうしても不足しがち。市販の高価な育成用LEDの代わりに、昼白色のLEDを照射すると植物が太陽の光と勘違いしてある程度、騙されてくれる。暖色系のLEDは効果がないので、LEDのカラーを確認してから購入するようにしよう。ハオルチアは少ない日照時間でも元気に育ってくれるため、屋内用のインテリアとしてもぴったり!
- 屋外で育てるなら、強い日差しや雨にも強い品種
- 実は屋外や花壇でも育てることができる多肉植物。しかしすべての品種が屋外に適しているわけではないので、自分が取り入れたい品種が屋外で育てることができるかを事前にチェックしておいて。アロエやクラッスラ、セダム、エケベリアなどは花壇に地植えして育てることができる品種。また、自分の好きな種類のものを寄せ植えして楽しむのもおすすめ!
ダメにしてしまう時のパターン
葉が黄色くなって「根腐れ」させたり、茶色く焼けたように葉を枯らしてしまったり、”ダメにしてしまうパターン”というのが大きく分けて2つあります。
- 葉がブヨブヨ!黄色くなって腐らせてしまうんです。
- <原因>
・水やりし過ぎ
・風通しの悪い場所で土が蒸れている
・日当りが悪い
-
<アドバイス>
・土が白くなるほどしっかり乾き、葉に少し張りがなくなり、柔らかくなってからお水をあげるようにします。
・「柔らかく陽があたる、風通しのいい場所」に移動させて様子を見ましょう。
- 葉がシワッシワ!ミイラのように枯らしてしまうんです。
- <原因>
・水やり不足
・直射日光に当たり過ぎ
-
<アドバイス>
・葉に少し張りがなくなったと感じた時がお水をあげるタイミングです。葉がしわしわになりすぎる前に、お水をあげてください。
・「柔らかく陽があたる、風通しのいい場所」に移動させて様子を見ましょう。
大切なのはお水をあげるタイミング!
腐らせてしまう場合、枯らしてしまう場合、どちらの原因も水やりのタイミングです。
多肉植物の葉は、たっぷりと水が含まれているからプックリと張りがあるんです。だから、土が乾いていても、葉に張りがあるならお水はいりません。葉に少し張りがなくなった時がお水をほしがっているサインなので、そのタイミングであげてください。その時は、葉に水がかからないように気をつけてあげると、より良いと思います
土がカラッカラに乾いていると、ついついお水をあげたくなってしまのですが、注ぎたくなる気持ちをぐっとこらえて様子をみてあげるのが大事です。
- 下の方の葉が焼けて(枯れて?)ぽろーんと落ちてきます
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多肉植物の成長過程としては正常なので大丈夫です。
上に伸びていくものは、どうしても下の方は落ちたりしぼんだりしてしまいます。
中間や上のほうが元気ならば問題ないので、鉢が窮屈になってきたら植え替えてあげてください。
植え替えは春〜秋に行うといいですよ。
- ヒョロヒョロっとして元気がありません。
- 色が薄くなり、ヒョロヒョロしている場合は日光不足なので、陽の当たる場所に移して様子を見ましょう。
まずは明るい窓辺に1週間置いて、徐々に新しい環境に慣れさせるのがポイントです
- セラミス(赤茶色の人工用土)の乾き具合を、目で見て判断するのが難しいです。
葉っぱが柔らかくなってきました。
- 少し蒸れているのかもしれません。
空気がこもってしまいがちなところに目いっぱい植えているので、もう少しゆとりのある感じで植えても良いかもしれません。
時々外に出してあげたり、風通しのいい場所で様子を見て、窮屈そうになった場合は広めの鉢に植え替えましょう。
- 葉の重さで折れてしまいそうなほど茎が伸びたら?
- 適当なところで思い切って枝を切って、リフレッシュさせてあげるといいですよ。
切り口をお水に浸けて、日当りのいい場所に置いておくと根が出てきます。
切ってすぐに土に挿してもいいのですが、根の出る様子がわかりやすく、お花のように楽しめるので、この方法も試してみてください。
根が出れば、好きな形に育てなおすことも出来ます。
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知人が作成した、寄せ植えです